節があっても、穴が開いていてもいい
本物の木を使った“安心できる家”に住みたい

"もう一度考えたい"安心して住める家

S様ファミリー

S様ご夫妻は、新築の家に魅力を感じ、当初は建売の家を購入されました。

しかし、ライフスタイルの変化やお子様のぜんそく、家を守るための薬剤が原因と思われる家族の体調不良を機に、 「安心して住める家をもう一度考えたい」
と一からの家造りを考えるようになりました。

このページでは
そんなS様のお考え・お気持ちの変化を アンケートの回答をもとにお伝えします。

1.建売の家を購入

夫婦を軸にした最初の住まい選び

私たち夫婦は結婚を機に建売住宅を購入しました。

建売の家を購入した理由

・「新築」に魅力を感じた
・エクステリアが出来上がっていた
・夫婦2人暮らしだったので、部屋数にゆとりがあった

しかし建売の家は「こうしたい」と思うことは反映されません。
でも当時はそれが当たり前とも思っていました。

2.家族が増える

ライフスタイルの変化

子どもが生まれると、子どもに関連するモノが増えました。

購入当初は十分と思っていた収納はあっという間に手狭になり、間取りも「こうだったらいいのに」と思うことが増えていきました。

家の手入れも行き届かなくなり、不便を感じることも多くなりました。

ライフスタイルの変化で起こった困りごと

・暖房を頻繁に付けるようになり換気が減った
・洗濯物が増えた
・その結果結露が発生するようになった

除湿機やオイルヒーターを使うなどの工夫をしましたが、 結露は改善することなく、カビ対策をする必要が出てきました。

3.防カビ剤と防蟻薬剤の散布

住まいの安心と安全を考える

結露がひどくなったことで、床下にカビを防止する薬剤を噴霧するようになりました。

また、定期的にシロアリ駆除の薬品の噴霧(防蟻処理)も行っていましたが、この薬品の噴霧のあとは必ずといっていいほど私の体調が悪くなりました。

極め付けは2人目の子どもがぜんそくを発症していたのですが、その子どものぜんそくも防蟻処理のあとに悪化しました。

私たちは家を守るための薬剤の使用について不安を抱くようになっていきました。

4.新しい家を建てることを決意

家族の健康を考えた新しい家造りへ

毎日暮らす家が大切な家族の健康を損なっている状況をどう改善したらいいかを考えるようになり、私たちは新しい家を建てることにしました。

何から始めたか

・子どもの通学のことを考えて土地を探した
・たくさんの住宅会社を見て回った
・住宅見学会には20会場以上足を運んだ

たくさんの見学会を訪れていくうちに、 無垢の木で建てられた家は 「安心して住むことができる人にやさしい家」 だと思うようになりました。

5.住宅会社を3社に絞った

理想の家造りを実現できる工務店探し

そんな風にたくさんの見学会に行き、そのうちの3社に絞ることにしました。

住宅会社選びの第一基準

・構造見学会(内装で見えなくなる前の状態を工事途中に確認できる)を実施している会社
・建ててから〇年後の見学会・訪問会などの「建てた人が住んでいる家」への訪問も実施している会社

新しい家は、 掃除がしやすく生活に合った間取りの “本物の木を使った、体にやさしい家”を望みました。

6.片建設に決めた

家族にとっての本当の家造りのスタート

「長い時間を過ごす家だから、安心・安全に暮らせる家がいい」
私たちは絞った3社のうち、使う材料や工法にこだわり、希望を叶えてくれる会社を厳選し、片建設さんにお願いすることに決めました。

私たちが第一に希望したこと

・無垢の木をふんだんに使った家

上棟を家族で見守りました

私たちが希望したこと・その他

・真壁づくり
・壁紙は自然素材
・リビングやトイレはしっくい塗り壁
・建具職人手づくりの建具をなるべく使う
・できるだけ家具を置きたくないので棚をたくさん造る
・掃除しやすい家(ピアノなど大きなものの裏も掃除しやすく工夫)
・暖房は薪ストーブ兼用ペレットストーブ(風が出ないのでホコリやウイルスが舞わない)
・2階の洗濯物干し場はすのこ状の床に(薪ストーブの暖気を効率よく使いたい)

基礎地盤の改良も環境に優しい天然砕石を入れる工法で

片建設の提案

・風通しが良く、湿気のこもらない造り
・回遊動線で室内の空気が停滞せず、家事もしやすくすること
・雪の処理のしやすい家
・防蟻剤は人体に無害な「ホウ酸」を使用

風が通り湿気がこもらない家に

2階の洗濯物干し場はすのこ状の床にし、薪ストーブの暖気を効率よく使えるように

木をふんだんに使うことを優先させたので、節があってもよしとし、木材のグレードを下げることにも応じていただきました。
木材のグレードまで指定したのは、片建設さん側にとっても、我が家が初めてだったのかもしれません。

防蟻処理は家をつくる際にできれば避けたいことの一つだったのですが、片建設では、自然界にも存在する「ホウ酸」を使った処理をしていることを聞き、この方法でお願いすることにしました。

その処理は、施工前に一度塗布すれば効果が継続するので、薬剤散布を繰り返す必要がなくなりました。

7.工事の始まり〜工事中のこと

壁はしっくい塗料を塗ることにしました。
しっくい塗料の原料である消石灰は湿気を吸着し、室内の結露防止にも効果があるからです。

子どもたちと一緒に、自分たちの手で、ローラーで塗ったことは家族のいい思い出になりました。
記念に、家族の手形を押しました。手形を見ると子どもの成長が感じられます。

8.完成

こんな家が完成しました

・定期的な防蟻処理や防カビ剤処理もなく、体調を崩すこともなくなった
・掃除機をかける時に凹凸が少なく掃除しやすい
・しっくいの壁は吸湿性が優れている
・家事動線が生活のリズムに合っているので家族みんなで家事に関わることができる

ヒノキのウッドデッキで日向ぼっこ

9.今、こんな風に暮らしています

10年以上経過した今でも、
我が家に来るお客様に「木の匂いがする」といわれます。

無垢の木は、「体にやさしいけれど、メンテナンスが大変なのでは?」と思っていたけど、意外と楽でした。
床材の松(パイン)は生活の中でついたキズも気にならず、 経年変化で深みのあるあめ色になってきています。

薪ストーブを使っているのですが、
灰が落ちて焦げてしまったり、すすけてしまったりしても、むしろそれがいい味になっていると思います。

夏場はさらっとして感触がよく、 冬はあたたかみがあるのでスリッパがなくても過ごせます。
家族で塗った壁は、ひび割れもありますが、我が家ではそれもよしとしています。

薪ストーブを設置したこともよかったです。
炎を眺めていると心が落ち着き、ストーブに鍋を置いておけば料理の腕前が上がります。
冬が来るのがとても楽しみになりました。

冬に向けて薪の準備をします

10.さいごに

家族でしっくい壁を塗ったことや、 大工さんと一緒にお昼ごはんを食べたことなどがいい思い出となっています。
小さかった子どもたちの記憶にも残っていて、家に愛着があるようです。

そして何より、 あんなに苦しそうだった子どものぜんそくは 引っ越してから症状が出ておらず安定しています。
家を建ててから、子どもは2人ともほとんど病気をせずに成長してくれました。

私たちがこだわって、片建設さんが理想をカタチにしてくれた安心・安全の家で、家族みんな、今日も快適に過ごしています。

2021年6月撮影

営業 服部から

「節がたくさんあっても、ちょっとくらい穴が開いていてもいい。とにかく本物の木を使った、安心して住める家に住みたい」というS様の言葉はとても印象的でした。
家に使う材料や設備、木の種類に至るまで、よりよい家造りのために、様々なことを熱心に調べていらっしゃったS様。見た目よ りも、“安心して住める本当にいいものを細部まで吟味したい”という姿勢が伝わってきて、私たちもその熱意に応えたいと思いました。それまで当然のように使っていた素材も厳選し、できる限り既製品を使わずに家を建てたのです。
あれから11年が経ち、「この家に住んでから一度もぜんそくの発作が起きていない」とお聞きした時は本当にうれしかったです。
そんなS様の家造りの貴重なお話を今回ぜひご紹介したい、とお願いをさせていただいたところ、「同じ悩みを持っている方のお役にたてば」とお忙しい中、お気持ちを包み隠さずに、そして丁寧にアンケートの質問に回答してくださいました。安心できる家に住みたいとお考えの方の一助になれば幸いです。

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